毎日飲み続けると依存してしまう?眠剤の副作用

眠っている女性

「眠剤を飲んでみたいけれど副作用が怖い」と感じている人は、現代でもたくさんいます。
眠剤を飲むとボケる、眠剤は副作用が顕著に出ると一昔前までのイメージでストップしているままなのです。
しかし医療が進んでいる現代では、どんどん新しい薬が開発されていて安全性が高くなっている眠剤ばかり。
正しい用法用量を心がけて使用すれば、安全な薬が多いので安心して服用できます。

現代の眠剤は安全性が高い

現代の眠剤は、副作用と依存性が軽減されていて安全といえます。数々の臨床実験や研究で、安全な方向へと変化していったのです。
きちんと医師が判断した使用方法を心がけていれば、安心して服用できる薬ばかり。もちろん乱用すると副作用が発現しますが、命にかかわるほどではありません。

一昔前までの眠剤は、用法を守らず大量に服用してしまうとことで依存性や副作用を強く感じている人がいました。
薬を連用していくことで依存性が生じてしまうのは、薬の効果が原因ではなく使用している本人の心理状態が問題でした。
「眠剤を飲まないと安心できない」「常に持っていないと不安」といった心境に陥り、不眠症がもう少しで治るという手前まで来ていることに自分自身で気付けないのです。

「眠剤を飲むとボケ始める」は間違った認識だった!

よく眠剤を飲むとボケるというウワサがあります。しかし医学的に証明されていないため、根拠がないウワサにしか過ぎません。

確かに、眠剤の種類の中には健忘(物忘れ)という副作用を生じる時があります。
薬を飲んだ後すぐ眠るのではなくタバコを吸っていたり次の日の準備をしたりしても、翌日にはまったく覚えていないという現象です。
人によっては薬を飲んだ後に友達を電話していたのに、次の日に同じ話を振られても思い出せないという人がいます。

健忘は一種の記憶障害に分類されるので、ボケとは違うのです。しかし副作用である健忘を知らない周りの人からすれば、ボケているように見えます。
そのため「眠剤を飲むとボケる」といったウワサが後を絶たないのです。

眠剤に頼りたくない人は睡眠衛生を見直そう

いくら眠剤の安全性が高まったとはいえ、まだまだ疑心暗鬼になっている人は多いのではないでしょうか。
不眠症になったばかりの人でも、最初のうちは何とか薬に頼らないで乗り越えたいと思う人もいるはず。
そのような方は就寝までの睡眠スタイルを見直したり、睡眠時間にこだわりすぎたりしないようにしていきましょう。

毎晩8時間ではなく睡眠の質が大切

「毎日8時間の睡眠で健康的な生活を送ろう」という認識が強い日本人ですが、医学的に見ると睡眠時間よりも睡眠の質を保つのが重要なのです。
睡眠の質が高い4~5時間の睡眠で十分と言われているのほど。
しっかり8時間眠ろうとしても、まったく眠れず余計に不安が募ってゆくだけなのです。ベッドにいる時間が長いほど、焦りを感じるという人もいるのではないでしょうか。
そんな毎日が続いてゆくと、一時的だった不眠症が慢性的になり症状が悪化してゆくだけなのです。

睡眠の質を高めて深い眠りを誘うためには就寝前のカフェイン摂取やタバコ、寝酒を控えましょう。また寝室環境を整えてみるのも、方法のひとつです。
湿気が多かったり暑苦しかったりすると、寝苦しさを感じやすくなり寝つきが悪くなります。
除湿機やクーラー、扇風機で室内環境を整えてみましょう。

不安の元凶をノートに書こう

不眠症を患っている人は、大半の方が神経質性不眠といわれています。眠れないという不安や緊張、仕事でのストレスが原因で不眠症を生じる人がいるのです。
自分自身で何が原因なのか分かっていない人もいて、睡眠スタイルを変えても改善しないケースがあります。

そのような方でも眠剤を使用する勇気がないという方は、古典的ではありますがノートに自分の気持ちを書き綴っていくという方法を試してみましょう。
書いている間は深く考えずに、思いついたことだけを綴っていきましょう。読み直すのは起床後でOK。
書いている間に考えすぎると、余計に寝付けなくなってしまいます。